じゃじゃ馬ならし・空騒ぎ/シェイクスピア
シェイクスピア作品は気取ってる印象があって自分にはあまり合わないな、と思いつつ読んでいたのですが、『じゃじゃ馬ならし』は、今まで読んできた中で一番好きかもしれません。『マクベス』を上回りました。
オチは予想つくのですが、そこまでの持って行き方に溜飲を下げられるし、その対象であるカタリーナの変化が爽快です。
「気取った」台詞回しがこの作品にはすごく効いていて、軽妙になっているので、鼻につかずに受け入れられる。
むしろその台詞回しでないと面白さが半減すると言ってもいいくらいでした。日本語のタイトルセンスも脱帽です。