君たちはどう生きるか/吉野源三郎
漫画版よりは原版を、ということで読んでみました。
読書好きからすれば正直知っている事柄だけだったし、綺麗事も多く思考も突き詰めてないな、と思う。ただ、これを本来の想定読者層である中学生・高校生層が読めば、世界の見方が変わり、ティーンが抱える世の中への矛盾を解消する、大きな知的体験ができると思う。
僕の10代の頃に読書習慣があって「人間分子の関係 網目の法則」を知ることができていたら、あの頃抱えていた悩みも随分楽になったかもしれない。
教育関係の方々、本書は中学生の課題図書にすると良いかもしれません。